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2023.07.19Research
加藤所長らの原著論文が Paleoceanography and Paleoclimatology 誌に掲載されました
東京大学の安川和孝准教授を筆頭著者とし、田中えりか招聘研究員、中村謙太郎招聘研究員、大田隼一郎招聘研究員、藤永公一郎上席研究員、加藤泰浩所長らが執筆に関わった原著論文が Paleoceanography and Paleoclimatology 誌に掲載されました。
遠洋性粘土と呼ばれる深海堆積物は、太平洋の海底面の半分近くを占めているにもかかわらず、石灰質や珪質の微化石がほとんど含まれないためこれまで環境情報の解読が困難でした。この問題に対して本論文では、化学組成の多変量統計解析と同位体分析を組み合わせることで、遠洋性粘土からも過去の地球環境変動が復元可能であることを示しました。