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Kentaro Nakamura
1997年山口大学理学部地質学鉱物科学科卒業、2004年東京大学大学院工学系研究科地球システム工学専攻博士課程修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院工学系研究科助教、海洋研究開発機構研究員、東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻准教授を経て、2023年から東京大学大学院工学系研究科附属エネルギー・資源フロンティアセンター教授。2021年よりORCeNGの招聘研究員を務めています。2023年に「令和5年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞」を受賞。2024年より東京大学大学院工学系研究科附属エネルギー・資源フロンティアセンターセンター長。
海底鉱物資源を含む様々な金属資源について、その化学組成を手掛かりに成因(いつ、どこで、どのように形成されたのか?)を解明する研究を行っています。資源の形成には、地球内部で起こる火山活動をはじめ、地球表層の環境変動、さらには生物活動までをも含めた全地球規模でのダイナミクスが関与しています。そのため様々な資源の成因を紐解いていくことで、最終的に46億年にわたる地球と生命の進化の歴史を解読することができると目論んでいます。