経歴

2018年: 東京大学 工学部 システム創成学科 環境・エネルギーシステムコース 卒業．

2020年: 東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 修士課程 修了．

2023年: 東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 博士課程 修了．博士 (工学）

2020年~2023年：日本学術振興会特別研究員（DC1）．

2023年度からは，東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻の特任助教を務めています．

研究

新生代の環境変動（氷期－間氷期サイクルや古第三紀の温室地球）における，地球表層の物質循環に関する研究を中心に進めています．地球の気候モードの制御に大きく関与しているとされる，「珪酸塩鉱物の化学風化」や「海洋の生物生産性」といったプロセスが，新生代の環境変動の中でどのように変遷していったのかを，海底の炭酸塩堆積物試料の同位体分析（オスミウム同位体分析やバリウム同位体分析）を通じて明らかにしたいと考えています．

このほか，日本列島付加体中に存在する，中・古生代に堆積した鉄やマンガンに富む堆積物（アンバー）の化学組成から堆積当時の海洋環境の復元も試みるなど，新生代に限らず，地球史全体に興味を持って研究を行っています．

趣味

幼少期（3歳くらい）に化石の採集を始めて以来，化石や鉱物の収集を趣味としています．また，最近では本格的に昆虫採集をするようになり，特にオサムシ・ゴミムシ類を中心に採集・標本作成に力を入れています．このほか，博物館・美術館の見学も頻繁に行っています．