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Diary2023.09.28

CTスキャン

9月28日(木)、町田、浅見、芦田は東京大学の学生たちと共に高知コアセンターを訪れ、マンガンクラストとマンガンノジュールのCTスキャンを行いました。

高知コアセンターは高知大学と海洋研究開発機構(JAMSTEC)が共同運営する研究施設です。高知龍馬空港より徒歩10分と非常にアクセスが良く、周囲はのどかな自然に囲まれています。
前回のブログ記事でもご紹介した通り、高知コアセンターは世界の三大掘削コア試料保管拠点の1つであり、また最先端の分析機器を擁する研究機関でもあります。

高知コアセンターにて過去に行われた海底掘削コア試料サンプリングの様子はこちらの記事でもご覧いただけます。

さて、今回の目的はサンプリングではなくCTスキャンです。
本来医療目的で使用されているX線CTスキャナーを活用し、コロナ禍(2020~2023年)に行われた研究航海で採取したクラストとノジュールのCT画像を撮影しました。
これまでは、岩石カッターで切断しなければ内部の状態を観察することはできませんでした。
しかし非破壊状態の試料の透過画像をCTスキャナーで撮影することにより、予め内部構造を明らかにした上で、より適した切断位置を分割前に決定することができるようになりました。

当日は全員で一丸となって作業を行い、予定していたサンプルすべてのCTスキャンを無事に終えることができました。


今回撮影した試料は、ORCeNGが所有するmicroXRFによって化学組成マッピングを順次行い、元素分布を特定します。


この記事を書いた人
Kana Ashida (Technical Research Assistance)
Kana Ashida

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