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Diary2023.01.22

千葉市科学館「大人が楽しむ科学教室2022」で講演

2023年1月22日(日)に、千葉市科学館(千葉県千葉市中央区の複合施設Qiball(きぼーる)7階から10階)で「大人が楽しむ科学教室2022」が開催され、町田上席研究員(以下、筆者)が講演しました。

 

「大人が楽しむ科学教室」は、年間約40回開催されています。

今回は、筆者が「南鳥島近海の海底に眠るレアメタル資源を見つけ出せ!:海底資源探査の現状と将来」と題して、南鳥島周辺の排他的経済水域で発見されたマンガンノジュール密集域と資源探査ついての講演をしました。

抽選に見事ご当選された24名の皆さまが、ご参加くださいました。

 

講演では、密集域発見の経緯、その後の音波を使った新しい資源探査手法の開発秘話に加えて、現在進行中の研究である、レアメタルがより多く濃集する開発有望海域を絞り込むための「発展型音波探査手法」の開発コンセプトについて解説しました。

海底のレアメタル資源は、日本のみならず世界が目指すカーボンニュートラル/脱炭素社会を実現させるために、多くの期待が寄せられています。まさにその第一歩として、資源探査とその手法開発には重要な役割があります。

日々ニュースでも取り上げられる話題に直結するテーマとして、ご参加の全ての皆さまが熱心に説明に耳を傾けてくださっていた姿が、とても印象的でした。

 

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。



千葉市科学館のある複合施設Qiball(きぼーる) 


講演の様子(写真はトップのものと合わせて千葉市科学館ご提供)

この記事を書いた人
Shiki Machida (Senior Research Scientist)
Shiki Machida

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